2017年08月17日

クエン酸効果

クエン酸摂取で糖(グリコーゲン)を節約して脂肪で走れるのか?


トライアスロンの世界では今話題になっているらしいのですがクエン酸を運動する30分〜60分前に体重あたり0.05g摂取すると運動初期から脂肪が燃焼して消費されるらしい


結果的に糖(グリコーゲン)の消費を抑えられて持続的に運動できる時間が増える


実験では適正な量(0.05/kg)のクエン酸を摂取すれば炭水化物(糖)の消費を20%抑制できるそうです

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マラソンレースで炭水化物の消費が20%節約できれば 理論的にはグリコーゲン枯渇からくる マラソンの35kmの壁はなくなることになります。


理屈の上では35kmで撃沈するようなペースで走っても42km走り切れる可能性があるということです


糖質の消費は乳酸を発生させることもあるので運動中はなるべく脂質を消費して糖質の消費を抑えることで乳酸の発生を抑止する必要があるわけです


そこでジャックダニエルズの乳酸性閾値走などを行ってLT値を向上する練習などをしているわけです


クエン酸を摂取することで一時的にLT値が向上するような働きがあるとすればそんな有難いことは無い


こんな有難い魔法の薬があるのか!??と疑いましたが試してみないと分からないので前回のランニングチームの練習で第一回目の人柱実験を敢行しました


この日は朝6時から総合公園で走ろうと思っていたので朝食ではバナナ1本だけでその他にクエン酸4g(0.05g×72kg≒4g)を摂取しました

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薬局に行くとクエン酸は色々あるようですがクエン酸結晶とクエン酸無水と大きく分けて2種類あります


結晶には若干の水分が含まれているのか?純度が低く(96%程度)無水の方が高濃度です

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私が購入したのは結晶だったので計算上は3.6gのクエン酸摂取ですが電子ばかりが1g単位なのもあってクエン酸結晶4gの摂取にしています


クエン酸を一気に4gを摂取するにはそのまま飲み込んでもいいし何か飲み物に溶かし込んでも構わないと思いますが強烈に酸っぱいのと、真偽のほどは分かりませんが歯を溶かすとか言われているのでトライアスリートの方たちはカプセルに入れて服用しているようです


牛乳に溶かせば飲むヨーグルト風味になるらしいですが個人的に牛乳も嫌いなので

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薬局には空のカプセルも売っていますが0号カプセルだとだいたい1粒で約0.6g程度のクエン酸が入るそうです


1号だと約0.4gだとか


そのカプセルを大量に作り置きして使っている人が多いようですが私はまだ実験段階でカプセルを買っても使わなくなるかもしれないのでそこまでの買いものは避けました


それにカプセルにイチイチ詰め込む作業が想像しただけで憂鬱になったので

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で今回はクエン酸結晶50gとオブラートでちょっとだけ実験です


これでも12回は使えるので充分です


一つのオブラートに4gのクエン酸を入れて包むと結構な大きさでこれを飲み込めるのか?と疑問になりましたが気合いで何とかなるレベルでした


一気に胃の中にクエン酸を4g投入すると一時的に胃の中の酸性濃度が上昇するのか?カーッと胃があつくなってくるそうで、どう考えても胃に悪そうなので500ml程度の水もその際に飲むのが良いそうです


実際に私も500mlの水を飲みましたけど胃の痛みやムカつきは全くありませんでした


この日は服用したのが朝の530頃で総合公園で走りだしたのが600.でした


身体への影響はやはり20km程度では全く分かりませんでした


兎に角最初だったのでクエン酸を4g服用して走り出して腹痛などが無いかを試したかっただけなのでこれで実験は成功です

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自宅に帰ってふと気が付くと空腹感あまりないことに気が付きました


気分的な範疇の微細な事なので事の真相は分かりませんが糖質の消費を抑えてくれて空腹感が来なかったのかもしれません


朝ごはんも普段の日曜の練習よりは確実に量も取っていません


バナナ1本は自分的には無しですが、実験なのであえてその量だけで走りました


この実験からこれ以降の大会本番ではクエン酸を服用するようになりました


結果から言うとクエン酸を服用しても群馬県民マラソンでは30kmの壁が急激に訪れて撃沈

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結果は30kmまでは5分のイーブンペースでしたがそこから一気にタイムロスして3時間38分でした


そのあとの湘南国際は最初からサブ3.5を狙わず走りほぼイーブンペースの3時間38

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群馬と湘南は同じタイムでしたが走り終わった後の足の疲労感は雲泥の差


これはクエン酸とは関係なさそうで適正ペースで走った結果だと思う


そして勝田マラソンでついにサブ3.5を達成

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5kmラップを終始24分台で走り切り3時間26分でゴール


この時もクエン酸を飲んで走っていますが効果の方は分かりませんが最後まで安定したラップで走った勝田と湘南ではゴールの後の空腹感は全くありませんでした

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群馬でも空腹感は無かったのかもしれないがそれ以上に足のダメージが酷くてそれどころじゃなかったのが本音


同じレースで比較はできないので真偽のほどは分かりませんが精神的には安心感はある


実はその後、クエン酸は大量に購入してしまったので使い続けないと消費できない()


今後も飲み続けていこうと思う


posted by KIKU at 10:11 | Comment(0) | ラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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