2012年09月23日

2012富士チャレンジ200参戦記・6時間切り



922日 秋分の日は2012富士チャレンジ200に行って来ました


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何故かこの大会はチームの人気がなく参加者は私を含めて4人だけ。



しかもチームイチの平地番長のパンチさん・坂番長のごくうさん・それから激速のじゅんじゅん。



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この中で私だけが脚力的に難あり。



皆さんは6時間切りを目標に走るそうで、大会前からチームのコミュニティで大盛り上がり。



そんな中私は一人6時間30分を目標に走る予定。



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この富士チャレンジは富士スピードウェイを44周 200km走る大会です。



6時間30分で走り切るためには前半の100kmを3時間程度で走れば後半脚が売り切れて休憩してもなんとかなるんでは?と考えての作戦



単純に100kmは22周なので3時間÷22なので1周約811秒で走れば良い計算になる。



14563m、高低差36mなので22周で100.386km÷3時間=Ave33.462km/hで走れれば三時間ペース。



一応目標なのでガーミンのバーチャルトレーナーのスピードを時速34km/hにセット。



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こいつと競争しながら100km走りきれればその先が見えてくる!



この日の補給食はジュエルを6本と羊羹を6本をバックポケットに忍ばせてボトルはポカリを水で3倍に薄めたものを4本で約3リットル搭載!



幸いにも気温は低めで走りやすい環境。



うまくすればノンストップで走りきれるかもしれない!



大会受付を済ませて1時間の試走タイム。



一生懸命走ってもその後の本番を考えるとあまり無理はできないが実際に8/周のペースを体感したくてF1の予選アタックのように3周走りその内の2周目に頑張って踏んでみました。



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最終コーナーを立ち上がりホームストレートの計測ポイントを通過した時に38km/h。



そこから1コーナーを曲がり全開ポイントで坂を下り55km/hまで加速しヘヤピンカーブで失速するもその先で再び53km/hまで加速しながら最後の上り区間に突入。



ここは3段坂になっていてその坂のピークをそれぞれ17km/hで越え、つなぎの区間を30km/hまで上げる。



そして再び最終コーナーを立ち上がりホームストレートで加速して計測ポイントを通過。



試走2周目のタイムが757″で走りきりました。



走った印象としては結構な全力疾走の感覚。



このペースで最低22周はちょっと厳しいかなぁ?と正直いって内心目標の下方修正が必要かな?と思い始める。



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試走を終えてピットに戻りチームメイトと話をしていて気になった点が最後の坂の区間でインナーに入れた途端にチェーン落ちしている自転車が結構多くいたとの情報。



私は自分が走るのに必至で周りが見えていなかった。



ごくうさんはできるなら最後の坂の区間も含めてアウターのまま乗り切りチェーン落ちのリスクを避けたいと。



正直私もそう思った。



後はアウター縛りでこの富士チャレ200を乗りきれるかどうか?が問題だが、速くはしれなくても、そういった走り方は得意なので安心していた。


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レース本番はカテゴリー順に並ぶわけではなく先頭から早い者勝ちで並べるので前座のキッズレースがやっているうちに選手がどんどんピットレーンに列を作って並びだす。



その列に乗り遅れた私たちは少し後方からのスタートになる。



セレモニーの後、号砲とともに数千台の自転車が一斉にスタートする。



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最初の一周は追い越し禁止で本格的なレースはローリングスタートで2周目からになるのだが、最初の1周目からタイム計測は始まっている。



みんなそのことは充分にわかっているので追い越し禁止とはいえ少しでも早く2周目に突入したがっている。



1コーナーはまだ全体的にスピードが遅いのでいいのだが以降のカーブでは大声でブレーキ!!と皆で掛け声を出し合っている。



ガーミンにはオートラップ機能が付いて入るがあまりGPSを信用していない私はセルフでラップボタンを周回ごとに押しながら走ることにした。



1周目を終えてスタート位置は前目でも全体的にユックリな集団に揉まれながらの周回だったのにラップタイムが755″と以外にもかなり速い



やはりドラフティング効果なのか?本人が思っている以上に集団走行は速く走れるようだ。



2周目の本格的レース開始から自分なりにペースを上げるべく踏んでいく。



なんと2周目のラップは627″と驚きのタイム



その後も34周で708″・706″と走り最初の4周で一気に目標タイムから3分30秒も貯金ができてしまった。



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脚は軽快そのもので、やはり列車の効果絶大である。



試走では単独走だったので755″出すのが精一杯だったが、列車の乗ってしまえば、疲労することなくいとも簡単に好タイムを出し続けていけた。



しかし5周目で後方からホーンを鳴り響きかせながらオートバイがやってくる。



既に先頭集団がここでお出ましのようだ。



私達の左横を通過する先頭集団は凄まじいスピードで私達を抜いていく。



考えてみれば優勝するような人はこの200kmを5時間切りで走ってしまうのだから次元が違う。



この後コンスタントに5周おきに先頭集団が私の横を通過して行きました(笑)



私の方はと言うとその後徐々にタイムを落とすも16周までは730″前後で走っていた。



この時点で正直言ってかなり色気が出てきた。



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このまま貯金を増やして走れれば6時間切りも夢ではない!!



平均ラップタイムも720″程度で走れていた。



しかしここからが甘くない。



身体が疲れ始めた17周過ぎから一気にタイムが落ちて8分を切ることができなくなる。



そのままズルズルと走るも22周・100km走り終えた時点で3時間に12分以上のマージンを持っていた。



しかしペースは下がる一方なので段々不安になってくる。



100kmを越えると徐々に100kmのカテゴリー選手がコースから姿を消し始め、段々コースが閑散としてくと聞いたが、私のペースが比較的速かったので私が100kmを過ぎてもまだまだコースの混雑加減は同じでしたね。



そのまま貯金を食いつくしながら24周目まで走りましたが、脇を通過する列車が藤野智一選手が牽引する列車でした。



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この列車にはまだまだ残っていた100kmカテゴリーの選手も多く乗っていた。



以前他の人のブログで読んだことがあったのですが、ここ富士チャレではこういった選手が正確に一定のラップで列車を牽引してくれて走ってくれるので目標のタイムにアッた選手の列車に乗れればかなり楽に目標に近づけるそうです。



このチャンスを逃してはいけないと!私もすかさず列車に乗ります。



通常の列車であればローテーションがあるのですがこの場合はひたすらコバンザメのように後ろを走っていてもOK



この列車、ただ単に楽をして走れるだけではなく、富士スピードウェイを走るのにとってもためになる走り方をしてくれます。



頑張るところ、抜くところ、が良くわかりました。



タイムは測ったように750″で走ってくれていました。



8分が切れなくなって貯金を食いつぶしていた私には本当に助かるペースで25周目から列車に乗って周回を重ねていきます



しかし藤野選手のペースが突然変わります。



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何故なのか未だに意味はわかりませんが730″までラップが上がっていきますが、ここでこの列車から離れたら夢の6時間切りは遠いと思いがんばってついていきます。



29周目から33周目までの5周でしたが終盤に来てこのペースは骨身にしみました。



と思いきや、藤野選手は33周目を最後にピットイン!



残された列車は糸の切れた凧の様にバラバラになってしまいました。



この辺りから100kmカテの選手は殆どいなくなりコースはソロ200kmと7時間チームエンデューロの選手だけになってくる。


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チームエンデューロの選手は元気で列車を組みながら物凄いスピードで周回を重ねていく。



その列車にはまだまだ激速な200kmソロの選手も混じっているようだが私には無理!



200kmソロの選手はまるで列車を組むことなくバラバラに走っています。



おそらくこの時点で列車を組む元気はなく皆単独走で最後の力を振り絞っているのでしょう。



藤野選手が居なくなり仕方がく単独走に逆戻りした私ですが藤野選手教えに従い走ります。



34周目はなんとかそれでも805″で走るも藤野選手の最後の5周の730″のペースが効き、足が悲鳴を上げる。



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脹ら脛は100km走った辺りから何回か攣ってはいたがその都度復活して走れていたが、ここに来て完全に万事休す。



今まで攣らなかったモモが攣り始め脹ら脛と同時にモモが攣ると言う最悪の状態になる。



それでも最終コーナー立ち上がったところで攣った足は下り基調の半周を使ってノーペダルでストレッチしながら走り回復させて最後の上り区間でごまかしながら坂を乗り切るパターンを繰り返す。



35周目で足が攣った時はどうすることも出来ず一気に937″とペースダウン



たかが1周で貯金を130秒も使ってしまった。



そのあとは最後まで足をつっては何とか回復しての繰り返しで列車にも乗れずコースの右端をユックリ、でも必死に走りました。



最後の数周は本当に辛く足が痛くて単純に走ることが辛かった。



パンチさんのご友人の奥さんがチームのマネージャーをしてくれたのだが、右端を走りながらホームストレートに差し掛かるとあと何周ですか?と問いかけながら残り周回数を確認して頂き折れそうな心を繋ぎ止めていたのは紛れもない事実



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しかし藤野選手の列車に乗れたことが本当に大きなポイントとなり最後8分後半のペースで周回でも貯金を食いつくさず無事ゴールすることができました。



よく他の人のブログでは周回が足りないと悲しい結果になるので保険で1周多く走りましたと記事を書いている人がいるが私はそんな余裕すらなく、自分とマネージャーとガーミンのカウンターを信じてそのままゴールラインに入り感動のゴール!



計測タップを返して時間計測のためにテントに行き自分のゼッケンから順位と走行時間を検索してもらうと、なんと5時間48分と最高の結果でゴールすることができていました!



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今回は途中で雨が降るなど天気も悪く気温も低めだったのでドリンクも4本中3本で走り、結果ノンストップで完走できたのは本当にラッキーでした。



これが例年の暑さだったら絶対にこんな走り方は出来なかったと思います。



しかしやはりこの大会も落車や事故などで救急車が頻繁にコース内で走り回っていたのが印象的だった。



明日は我が身なので今後も注意して大会に参加していきたいものだ。



さぁ来週は日産サイクルパークで2時間エンデューロだ!!


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posted by KIKU at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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