坂が嫌いになりそうです(笑)
↓↓天気は最高なんですがねぇ〜
日曜日は富士山に行ってきました。
その前日の土曜日は私の参加しているAdagio cycling teamの第二回懇親会(通称・後輪)に参加してきましたが、この日は三男君の運動会当日という事もあり、朝5時にいつものように起床して、学校のグラウンドに場所取の為に行ってきて第4コーナーの最前列に陣を敷くところからが一日のスタート。
私はPTAの下部組織の父母会に参加していますが、運動会当日は学校の警備・自転車の整理の仕事を並行して行いながら、三男君のビデオ&写真撮影と大忙し。
最後はテントや椅子の片付けと行い、気がつけば今年一番の日焼けをし運動会が終了したのがPM3時頃。
ここから自宅で少し休憩をして横浜で行われるAdagioの懇親会に出かけて、終了したのが23時過ぎ。
平塚に戻れば終バスも無くタクシーで帰る始末でしたが、自宅に帰ってからは風呂も入らず即効睡眠でした。
↓↓酒匂川CRで夜明けを迎えました
もともと計画していたコースは富士あざみラインから富士スバルラインを経て御殿場口の新五合目を登りの足柄峠経由で平塚に戻るコースでした。
TREK2.5を購入した時から大野山・明神峠と今回のあざみラインを登るのが夢でしたが、そのうち2箇所は夢叶い走破する事が出来ていますし、そのための28Tのスプロケですww
事前のルートラボでのイメージでは走行距離220kmで獲得標高4600mのコース設定を組んでいました。
何時もの様にave15km/hで計算すると約15時間かかるので、早朝3時出発で18時帰宅のイメージです。
↓↓東名高速の下をくぐって富士山方面に
慌てて床に入り寝付いたかと思ったら直ぐに携帯電話のアラームが鳴り響きます。
AM2:30にセットしたので実質睡眠時間は2時間ほどですが、楽しい事だと目覚めがいいから不思議です。
土曜の日中からある程度は準備をしていましたが、それでもこまごまとした物を準備していると少し遅刻気味の3:30に出発となりましたが3時に出発の計画でしたから30分の遅刻です。
↓↓激坂ふじあざみラインのスタート地点
朝の補給も順調に行い富士山麓の須走口に来たのが7:30
ここまでの距離が65km。
4時間ペースでいつも来ますので30分遅刻のスタートで自宅を出てきましたが、その遅れた時間のままあざみラインのスタート地点に到着です。
この日は快晴で富士山頂もよく見えて、まさに富士山ヒルクライム日和ですが、気持ち気温高めでした。
↓↓スタートしてしばらくはロケーション最高ww
スタートして序盤は3kmつづく直線ですが今日は天気がよく最高なロケーションです。
↓↓ここから少しだけ休めます
直線の終わりにある鳥の絵が書いてある壁を過ぎれば最初のつづら折れカーブですが、ここからは勾配がゆるくなるので脚が休めます。
下り側には9%の勾配表示がありますが、それは瞬間的で全体としては5〜7%ぐらいの感覚でしょうか?
しかしこのつづら折れの最後の方は激坂区間があり18%ぐらいまで勾配がきつくなって馬返しへと向かっていきます。
↓↓馬返しの手前の下り坂
馬返しの寸前で一度ピークを迎えて50mほど現れる下りがあざみライン唯一の楽しみですが、それも束の間。
この下りを過ぎればあざみラインが本性をむき出しにしてきます。
↓↓舗装の色が変わればそこから地獄
スタート地点から6kmぐらいの所にある毒キノコ注意の看板あたりから始まる激坂区間ですが既にギアはインナーローのままですので、単純に勾配がきつくなればその分頑張るしかない状態です。
あざみで一番きついのがこの先の7.5kmあたりからの1km区間ですが、ここは20%クラスの坂がひたすら続きます。
↓↓富士山頂が呼んでいる・・・
この7.5km付近の激坂区間だけはダンシングしないと乗り越える事ができないので、立ち上がって1・2・3とダンシングでペダルを踏んだ瞬間両足の腿を攣りまして万事休す。
何とか左足のビンディングを外して着地しそのまま道路わきにへたばってしまいました。
腿の前後の筋肉を同時に攣りましたので膝を曲げれば前側の筋肉は伸びていいのですが、裏の筋肉は更に痛みます。
伸ばせば逆に裏はいいのですが前の筋肉が再び痙攣する始末。
それが両足同時になってしまったので洒落になりませんでした。
膝を微妙に曲げて両方の筋肉が同時に伸ばせるところを探りながら悪戦苦闘し何とか痙攣を止め少し休憩。
↓↓5合目に来たら雲がかかってきました
自転車に乗っていて脚を攣ったのは初めてで、正直ショックでしたが、なってしまった物は仕方がありません。
少し休んで自転車にまたがりましたが、あざみラインは一度痙攣した足を労わって走れる区間など無く直ぐにまた脚を攣ってしまいます。
↓↓皆さん一様に満足そうな笑顔でした
休んでいる間もどんどん外の自転車乗りが苦しそうな顔をして私の前を通り過ぎていきます。
とても悔しく情けなかったですが、屈辱の押し歩きで激坂区間が終了する8.5km付近まで進みました。
その後はまた自転車にまたがり坂を登っていきますが、ヘアピンカーブで勾配がきつくなると、両足の筋肉は秒殺です。
結局後半の殆どを押し歩きで何とか5合目までやってきました。
5合目では売店のおばあさんがいつものように優しく出迎えてくれてシイタケ茶をご馳走してくれます。
須走口5合目は本当に感じのいいところですね。
富士吉田口スバルラインの5合目は外人がとても多く、いかにも観光地って感じですし、富士宮口スカイラインの5合目は公営の施設の為か、商売っ気が全く無く事務的です。
その点この須走口あざみラインの5合目は本当に登ってきた人に優しく接してくれるのでとても嬉しい。
↓↓こけももソフト300円
そこにいた私以外の全ての自転車乗りは達成感に満ち溢れた表情でしたが、なんとも惨めな気持ちの5合目となってしまいました。
中には蛇行しながらも何とか登ってきましたといっている若い女性の方もいて、よけいに自分が惨めでした。
↓↓5%の坂道は平地に感じます
本来この体調ならばここで帰宅の路に着くのでしょうが、この日はそう言うわけには参りません。
この後富士宮口スカイラインを一緒に登ろうと、Muirwoodsさん・まぐさん・yamawoさんとの約束があります。
私の方から持ち出した企画ですので、ここでの中止はありえないし、ここ須走口5合目から皆と待ち合わせした滝ケ原駐屯地まではひたすらダウンヒルなので、脚も休めさせる事ができるので、何とかなるかな?と待ち合わせ場所に向いました。
↓↓やっぱり良い季節ですねぇ
ここからは殆ど写真も撮ることが出来ないほど肉体的、精神的に疲れ果てています。
待ち合わせ場所から皆さんと一緒にまた坂を登り富士宮口5合目を目指すのですが、どうにもこうにも脚が廻らないのでMuirwoodsさんとyamawoさんには先に行ってもらいました。
まぐさんは新しいシューズが少しあわず靴擦れを起しているので、私のペースに合わせて一緒に上がってくれました。
滝ケ原駐屯地から御殿場口新5合目に交差点までが一つのピークになっていますが、スカイラインはここまでがきつく、この後は比較的楽なまま5合目まで上がれます。(普段ならね)
いつもですと水が塚の駐車場までが1時間でそこから5合目までが1時間の計2時間をだいたいの目安に登りますが、この日は水が塚駐車場までに2〜3回脚をつり休憩をそのたびにとってマッサージをして又出発するの繰り返しで1.5時間以上かかり何とか半分の地点までやってきました。
ここで先行している2名と合流かと思いきや、待ちくたびれた2名は既に出発していて旧料金所まで行っていました。
先に行ってください!と連絡したのですが友達思いの両名は、待っています!とのご返事。
仕方が無いので赤コーラ500mlを2本一気飲みして補給食のスニッカーズを食べて出発しました。(笑)
↓↓本日2回目の5合目
料金所で再び4名になったのですが、ここでまた先行していた両名はバビューンと消えていってしまいます。
ここからは残りの体力を振り絞ってのヒルクライムですが、兎に角筋肉がついてきません!
結局は2合目・3合目の駐車場でその都度休憩し脚のマッサージをしてから登ることにし4合目は駐車場が無いですが、脚がもたないので道路わきに自転車を止めてマッサージ。
5合目のゴール寸前でもまたしても両ももを攣ってしまいあと数百メートルのところで休憩。
押し歩きのゴールも考えましたが、三輪車でも上がれるような坂道を蛇行して何とかゴール。
先行していた2名が1時間ほどで上がってきたコースを実に2.5時間ほどかけてしまいました。
5合目の看板の前で皆さんと記念写真を撮りましたが、その直後にも脚をつり、その場でもんどりうってしまう始末。
人が苦しんでいる様を誰も心配してくれずに回りで見て笑っているだけの愉快な仲間に何時か復習をすると強く誓うのでした。
↓↓カレーうどん&おにぎりで1300円(たか!)
駐車場の食堂で超遅めの昼食をとり、ダウンヒル開始です。
私は完全武装の冬支度を持ってきていたので、いいのですが、外の3名は比較的軽装備でしたので、かなり寒そうでした。
ダウンヒルも先行した両名はやはり速く、直ぐに見えなくなってしまい、結局下りもまぐさんが私に付き合ってくれる形で降りてきました。
最初に待ち合わせした滝ケ原駐屯地まで一気に下り、皆さんとはここでお別れしここから脇にそれて246方面に。
↓↓yamawoさんは売店で合羽を購入してダウンヒル
流れのまま止まることなく手を振って皆さんとはお別れをし、交差点を一人左に曲がってから1kmもしないうちにパンク大魔王が降臨しました。
普段ロードのときはインフレーターを持ち歩かないのですが、この日は背中にバックを背負っていたのでその中にインフレーターを仕込んでおきましたので、チューブ交換は速かったのですが、何故パンクしたのか?とタイヤを見てみると、タイヤが裂けてバースト寸前でした。
裂けたタイヤの隙間からチューブが直接路面に触れてパンクしたみたいです。
1日に富士山のダウンヒルを2回もしたからいけないのでしょうか?? 空気圧が強すぎたのでしょうか??
よくわかりませんが、来週はMt富士ヒルクライムの本番ですので、その前にタイヤが駄目になってくれて、良かったですし、高速ダウンヒルがまだ数km続いていたら今頃・・・・・
↓↓Muirwoodsさんはこの格好のままダウンヒル
チューブ交換はしてもバースト寸前のタイヤには代わりがありませんので、ここから自宅までの道のりは生きた心地がしませんでした。
カーブでは自転車を傾けないで路面のいいところを選びながらゆっくり走ります。
ちょうど裂けかかっている部分が路面に当るたびにバイブレーションが発生しサドルに伝わってきます。
ひやひやしながらゆっくり帰り何とか自宅に着いたのが夜9:30ごろでした。
↓↓秦野峠林道より
自宅に帰ると、いくらなんでもこの時間まで連絡をしなかったのでさぞや家族は心配しているかな?と思いきや、そんなそぶりも無くお帰りなさいの一言で片付けられまして、何処に言ってたの?と聞かれ富士山と答えると、馬鹿じゃないの!?と呆れられる始末。
もっと感動してくれてもいいのになぁ〜 と思うも疲れた身体ではそれ以上の会話をする元気も無く、出された夕飯に貪りつき風呂に入ってご就寝でした。
↓↓今回のコースです。 クリックしてねw
あざみラインの野郎! 次回必ずリベンジしてやる!! と思うも、私は頑張っても1.5時間はかかるが、この日5合目にいたLookにのってた人にタイム聞いたら1時間切りだそうでした。
世の中には凄い人がいっぱいいるんですねぇ