2010年08月12日

富士あざみライン2

いよいよあざみライン挑戦が始まりました。出来れば最終休憩をちゃんとしてから走ればよかったのでしょうが、吉田学校の前の道を選んだ為すぐ近くのローソンによる事ができず、その事が心残りでした。



   ↓↓始まって直ぐは富士山が正面に見えてとても気持ちが良いのですが・・・
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あざみラインは噂では聞いていたもののどれ程の坂なのか全く知りません。最初はまっすぐな道が何処までも続くといった感じですがここが真綿で首を絞められるようなじわじわといきなり足や心肺にダメージを与えてきます。




   ↓↓もうこの辺から12%の勾配があります
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途中で勾配の標識がありましたが12%でした。




   ↓↓鳥の絵のある壁(写真は下りですから登っていくと右手になります)

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途中で鳥の絵が描いてある巨大な壁が出てきますが、そこからは気持ち楽になります。と思いきややっぱり辛い坂の連続です。




  ↓↓すれ違いざまのローディーさんは何やら含み笑いで挨拶してくれました
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頑張って登るとほんの一瞬御褒美で下り坂が数十メートルだけありますが、ここでロードの方とすれ違いました。こんにちは〜と挨拶すると、気持ちよく返事が返ってきましたが、少しにやっとなにやら含みのある笑いでした。

すぐのその意味を知ったのですが、この数十メートルの下りの後からがあざみのあざみ足る所以でした。最高22%の登りの始まりです。




   ↓↓この舗装が変わる辺りからいよいよ本番の激坂です
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ここから8km過ぎまでの区間が兎に角半端じゃないです。マイカー規制中をいいことに、蛇行の連続です。この先はず〜っと8km過ぎまでギアは28-32Tのままでした。




   ↓↓途中で写真がとれず激坂終了地点で何とか撮ったサイコン
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それでも辛くて蛇行を繰り返し息を整えまたあがっていくの繰り返しですが、途中でバスが追い越して行く時や、下ってきた時は蛇行が出来ませんので左端を走ります。 タイミングよく?左カーブの時にバスが来ると生半可な心拍数ではないのでは?と思うくらいの状態でした。順調に走れても5km/hとかそんなものでしたね。8kmを過ぎると多少は楽になりますが、きっと気のせいだと思います。本当は勾配がきついのでしょうが、激坂区間を過ぎた後で完全に感覚が麻痺しているのだと思いますね。最後の左カーブを越えるとまっすぐ上がっている道の両脇を囲っていた木々が突然なくなっている場所が坂の先に見えてきます。





   ↓↓ゴールの第3駐車場からの景色。ガスが無ければ富士山頂が一望できましたが・・・

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森林限界です。登り坂の向こうには空しか見えません、最後の力を振り絞り上がって行くと右にカーブしてゴール!!と思いきや、少し先にまだ坂がありまして、標識には第3駐車場?と書いてありその上が自転車でいける最高地点でしたので、鼻血も出ない身体ではありましたが、心を折らずに何とか足つきなしでゴールです。自転車を降りたら膝はぷるぷる震えているし、へたばっちゃいましたが、やっぱりこの達成感は気持ちがいいですねぇ〜 これだよこれ!




   ↓↓5合目は登山客でいっぱいです

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下の段の休憩所に自転車を止めて、今回お目当てにしていた“こけももソフトクリーム”を注文。



   ↓↓こけももソフトクリーム300円


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旨かったっす! こけももと聞いてコケが生えたモモなのか?と疑問に思いましたがお店の人に聞くと、コケモモって言う植物の実だそうですね。高山植物で標高2000m程度のこのあたりに群生しているそうですが、勝手に採ると捕まっちゃうそうで、なんかちゃんとしたルートで仕入れているそうです。この休憩所は登山客のための民間の売店ですが、私のような自転車乗りにも大変優しく接してくれます。着くと最初に椎茸茶を無料で振舞って私達を迎えてくれますし、話す顔はいつも笑顔で優しく接してくれる姿勢に頭が下がりました。富士宮口の売店は公営なのでしょうか?500mlのペットボトルの値段があちらでは麓と同じ150円なのに対してここは300円と富士山料金になっていますが、あの笑顔の裏側には民間と公営の違いがあったのですね。それでも300円でも安いと思いたくなるのは私だけでしょうか?




   ↓↓親子ローディー!!末恐ろしいお子さんです(7歳)
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   ↓↓この余裕が私も欲しい

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記念写真を撮りしばらく休んでいると、なんと親子連れのローディー登場です!! この子まだ7歳だそうで、結構楽勝ってな顔で写真を撮ってました。お父さんにお話を聞いた所、実は4歳でスバルラインから5合目まで登っているそうで、流石にその時は辛そうでしたが、今日はそうでもなかったそうです。
私がもしも下のローソンで登る前に休憩してからスタートしていたら、その時間分のタイムマージンがなくなり、きっとこのあざみラインでちびローディーに坂の途中でぶち抜かれていたのでしょう。想像しただけでも怖い話です。プライドがズタズタだったと思います。でもヒルクライムは体重が軽い方が有利だから・・・・・



   ↓↓下りと登りでこんなにも精神的な違いがあるのか!? 人の不幸が楽しい・・・
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親子ローディーは休憩もそこそこにダウンヒルに向っていき、私もその後しばらくして山を下っていきました。

ダウンヒル中は何台もの自転車とすれ違いましたが、皆さん一様に苦渋に満ちた表情で坂をい登ってきていましたが、こちらは何故かいつも以上に笑顔のなってしまいます。なにしろダウンヒルもゆっくりなので、写真は撮れるは、挨拶は出来るは、もう下るだけだし全てにおいて余裕があります。そこに来て22%の坂を登っている人に出会ったら、自然と笑いがこみ上げてきますよ。私がいきにすれ違ったローディーの方が含み笑いですれ違ったのが漸く理解できました。その上あの人たちは私とすれ違う前に例のちびローディーとすれ違っているわけですから、かなりショックだと思いますよ。

posted by KIKU at 04:00 | Comment(32) | TrackBack(0) | ポタリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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